2008.8エントリー数
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宇良武一(伝統工芸)


日本のガラス発祥の地から生まれたガラスの伝統工芸
大阪市北区のにぎやかな一角を占める大阪天満宮の正門脇に「ガラス発祥の地」を示す石碑がひっそりと立っている。この天満宮は日本三大祭(注1)の一つとして知られる「天神祭り」の奉納がある場所として広く知られているが、「ガラス発祥の地」ということは意外と知られていない(今は「落語の常設小屋」の天満繁盛亭が話題を呼んでいる)。
いわゆる吹きガラスの製法はポルトガル人によって長崎に伝来したとされる。それを、江戸時代に長崎の播磨屋久兵衛が大阪の天満宮界隈で伝えたのが大阪のガラス製造の始まり。今では想像もできないが、20数年前まで、大阪天満宮の北側に位置する同心や与力町界隈にはガラス工場が林立していた。いわゆる「切子」(注2)の源流はここにある。
今回紹介する天満切子は、実は薩摩切子の流れを引く。この天満切子を生み出したのが、宇良武一さんだ。
地元に産まれ、子供の頃から先代の職人の工場に入りびたり、近くの扇町(おうぎまち)商業高校卒業後、昭和39年、20代半ばを過ぎた頃、アパレル会社勤めを経て、家業を継いだ。
一流ホテルも認めた「輝き」を生み出す魔法の手
しかし仕事は受注仕事ばかり。自分の腕と感性を活かせる道を模索する中で、独特の自由なカッティングと、実用にも適した「天満切子」を生み出した。観賞用として、また、普段使いのロックグラスやビアグラス、ぐい飲みとしても重宝されている。
宇良さんは言う。「(作品は飾っているだけではなく)使ってもらってこそ価値がある。だからこそ誰にでも日常使用してもらえる手頃な価格で」と。
伝統ある薩摩切子の技法を長く学び、美術工芸品から日常のガラス食器まで様々な薩摩切子作品を制作してきた。現在では、その技法は、後継者不足の折から伝統工芸の枠を守り続けるだけになってきつつある。
しかし、今も大阪天満で宇良さんは「職人の心意気」で「技」をたった一人で守りつつある。その生き様に共感し、多くの弟子や職人希望者が集まってきた。彼らの中から一人でも天満切子の火を次代に灯し続けてくれる人が出てくればいいと願う。
最近は、その熟練した技が注目を浴び、マスコミなどでも多数取り上げられるようになってきた。すぐ近くにある伝統ある帝国ホテルのバーでも「天満切子」のグラスを置き、極上の時間を提供している。
その評判を聞き、大手百貨店から「ぜひ当店で扱いたい!」と担当者が日参してきた。しかし、宇良武一さんは固辞した。理由は「一つ一つ手作りなので、百貨店の注文体制に応じられない」というもの。宇良武一さんの工房は、効率化とか、ITなどという言葉とは無縁の、「職人のこだわりの世界」なのだ。
今回、特別に「naniwart」用に作品を卸していただけることになった。
普段の時間を贅沢に、そしておしゃれに演出してくれる「輝くグラスの伝統工芸」天満切子は、今日も職人の手によって命を吹き込まれている。
*注1
日本三大祭とは、一般に大阪の天神祭り、京都の祇園祭、東京の神田祭、とされる。
*注2
切子(きりこ)とはいわゆる「カットグラスのこと。 古くは「江戸切子」「薩摩切子」に代表される「菱切子(ひしきりこ)」と、「花切子」の二種類に分類される。「菱切子」はダイヤ・砥石などで彫刻したものを磨いて、カット面をダイヤのように光沢を出したもの。 「花切子」はガラスの表面を皮をはぐように非常に浅く摺りガラス状に文様を彫ったもの。「天満切子」は薩摩切子の流れを引きながら、独特の大胆で自由なカッティングと、華のようにみえる文様が特徴で、関西文化の中で芽吹き、根付きつつある。
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天満碧色(てんまんへきしょく) 豪華桐箱+職人の落款付き サイズ:高さ95mm×開口部80o 値段:15000円(税込み) 「天満」の名が付いた親しみ易い作品。飽きのこない普遍的なデザインですが、使い込めば使い込むほど味と親近感が沸いてきます。 |
天満緋色(てんまんひいろ) 豪華桐箱+職人の落款付き |
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浪華碧色(ろうかへきしょく) 豪華桐箱+職人の落款付き サイズ:高さ95mm×開口部80o 値段:50000円(税込み) 「浪華」は「なにわ」とも読みます。また「浪華」は「ろうか」とも読みます。これは、「浪が砕けて華のように見える様子」をも表現しています。「華」のきらめき、彫りの鋭さ、陰影の深さ…大阪天満発祥の天満切子の特徴が凝縮されています。 |
浪華緋色(ろうかひしょく) 豪華桐箱+職人の落款付き |
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杵綾碧色尺(きねあやへきしょくしゃく) 豪華桐箱+職人の落款付き サイズ:高さ100mm×開口部85o 値段:12000円(税込み) ビールの馥郁たる香りが増す一口ビアグラス!有名日本料理店の料理長も愛用! |
杵綾緋色尺(きねあやひいろしゃく) 豪華桐箱+職人の落款付き |
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杵綾酒盃碧色(きねあやしゅはいへきしょく) 豪華桐箱+職人の落款付き サイズ:高さ45mm×開口部85o 値段:9000円(税込み) 日本酒もこれでも飲めば格別!変化と起伏に富んだ文様は、日本料理店でも重宝されています。 |
杵綾酒盃緋色(きねあやしゅはいひいろ) 豪華桐箱+職人の落款付き |
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